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エピローグ
前日 バーミリオンレイク&フードゥー 翌日

滞在地:バンフ 2003/07/03 木曜日

 

バンフに来て、早くも3日目に突入した。

昨日の朝はゆっくりだったため、今日は7時に行動を開始。朝起きると、雲は多いものの概ね晴れている! 天気が良いうちにということで、簡単な朝食を済ませ早速フェンランドトレイルというところに散歩に出かけた。

このトレイルは、バーミリオンレイクへと続く湿地帯のまわりを散策するコースだ。終始平坦なコースでとても歩きやすい。旅のバイブルである『地球の歩き方』によれば、運が良いとビーバーやエルクにも遭遇できるとのこと。

歩きながら呼んでみたが、いっこうに現れる気配はない。昨日鳥のフン攻撃を受けて、“ウン”はあると思ったのにね。残念。

フェンランドトレイルの先へ続くバーミリオンレイクは、ハイウェイ沿いに雄大に広がる人造湖である。ここにはトレイルというものはなく、湖沿いに続く舗装された道をひたすら歩いた。最初のうちは、湖に反射する山とその上に広がる透き通るような蒼い空に感動しまくりだったが、それが30分も続けば徐々に飽きてくる。

ここバンフでは、それほど贅沢な景色が永遠と眼前に広がっているのだ。なんとも嬉しい悲鳴である。

バーミリオンレイク
早朝のバーミリオンレイク周辺 天気が悪い・・・

 

バーミリオンレイクをあとにし、次の観光スポットであるフードゥーへ。

途中、明日の目的地であるレイクルイーズ周辺の宿を確保するためツーリストインフォに立ち寄ったが、あまり良い情報を得ることができず。まぁ、現地のビジターセンターで再度情報収集すれば良いと思い、あまり深くは考えないことにしよう。

さて、フードゥーって何? と思った方へ説明をしよう。それは、雨と風で長年風化してできた奇妙な形の石のこと。石といっても実際には土がものすごく固くなった状態のもので、今も徐々に風化し続けているらしい。ボクもフードゥーのそばまで土を削りながら近寄ったから、風化の一要因になっているんだろうけど。改めて自然の不思議さを感じた瞬間だった。

フードゥーと僕
フードゥーと僕 大きさが比較できるかな

 

フードゥーの下から続くトレイルらしき道を見つけ地図を参考に見てみると、どうやらこのトレイルはボクがステイしているYWCA付近まで続いているらしいことがわかった。勘が働いたかどうかは別として、すぐにボクはこの道を行くことを選ぶ。これが後々大変なことにつながることも知らずに・・・。

 

このトレイル“らしき”道は、水の通り道とも人が歩くための道とも考えられる自然そのままの道で、いわゆる獣道? っぽい。

ボウ川のエメラルド色の水がトレイルのすぐ脇を通り抜け、太陽に照らされキラキラと輝く。やっぱりこの道も、今にも熊が出そうな雰囲気を醸し出していて、唄わずにはいられない。「おかぁ〜をこぉ〜えぇ〜ゆこぉ〜およぉ〜」である。

エメラルドに輝くボウ川
太陽に照らされてエメラルド色に輝くボウ川

 

何分歩いただろうか。永遠と続く獣道。アップダウンが激しく時には手を使わないと超えられないところも多々あった。熊やエルク対策のために拾った棒を振り回しつつ、唄い続ける。

と、明らかに道が大きく変化し砂利道に変わってゆく。とうとうオフィシャルルートにたどり着いたらしい。ここからは人とすれ違うこともあり、幾許かの安堵感も出てきた。

が!!! 敵が現れた。(ドラクエの効果音をここで。) 闘争心をむき出しに角を前に出している。そぅ、生エルクだ!

見たい見たいとは思っていたものの、トレイルの前方30メートルに親子らしき3つの影。ボクが選択したコマンドは、『様子を見る』である。なんとも逃げ腰な。(笑) 数秒の後、彼はしっぽをまいて逃げた。というか、ゆっくりと森に消えていった。写真は撮り損ねたが、何も起こらないでよかったね。

 

トレイルを最後まで歩ききったあと、今日までの疲れを取るためにアッパーホットスプリングスへ。硫黄のにおいに包まれながら、2時間たっぷりと温泉を楽しんだ。

さぁ、いよいよ明日からレンタカーで移動だ。安全運転でいきましょう。

 

【編集後記】

バンフから歩いていけるところは90%達成。明日からロッキー山脈を縦断する道【アイスフィールドパークウェイ】をメインに、レンタカーで観光する予定。楽しみですな。

 

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