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エピローグ
前日 サンシャインメドウ&ヒーリーパス 翌日

滞在地:バンフ 2003/07/09 水曜日

 

本日、レンタカー最終日。

バンフ近辺で、徒歩で行けないところを攻めようと意気込んで向かった先は、『サンシャインメドウ&ヒーリーパス』。いわゆるハイキングコースなんだけど、今までのとは違った長距離タイプ。登山でもないし、散歩でもない。地球の歩き方には、往復約7時間ほどとなっていた。

 

トレイルがスタートしているサンシャインビレッジのパーキングに車を止めたボクは、既に来ている人々の動きを観察し、登山口を見つける。が、どうやら彼らはバスでゴンドラの終着点まで行くらしい。そこからさらに伸びるトレイルを歩く予定だそうだ。

ボクもバスで行こうかと一瞬思ったが、往復で20ドルもかかるとわかり、すぐに歩くことに決める。何気にこの10日間でたくさんお金を使っていることに昨日気づいたから、少しでもセーブしないとダメなのよ。贅沢は敵です。

とまぁ、トイレも済ませ荷物も完璧。さぁ出発だ! と思いきや、すぐに道を間違えた。

最初、バスの通り道を歩いていたが、トレイルは少し下の道だと教えられた。すぐに正規のトレイルへ下る。そこからは一気に上に登り続けるコースで、途中の横切る川の水でコケっぽくなった石に滑ったり、常に頭上を旋回する蚊の大群に攻撃されたりで散々だった。

基本的にここは冬はスキーリゾートになる山だから、登るトレイルも比較的わかりやすい。ほとんど雪がとけていたため、地盤は多少ぬかるみ感があるもののしっかりしている。スキーコースだけあって、幅は広いし一面芝生。急な傾斜も若干あったものの、無事ゴンドラ終着点まで登りつめる。ここまでで1時間30分。

キャベルメドウ
サンシャインメドウの道 中央の溝みたいなのがトレイル本線 こんな道が永遠と続く

 

近くにあった休憩所で早めの昼食をとったあと、休む間もなくさらに上へと続くトレイルへ。休憩所でゲットしたマップを確認しつつ登るも、30分も経たないうちに道を間違える。というか、トレイルがなくなった。人が歩いた形跡のない、だだっ広い山の上。リフト降り場にあったマップで居場所を確認するも、よくわからない。どちらにしても山頂を目指せば大丈夫だろうと思い、とにかく上へ上へと登ることにする。

ボクもハイキングに慣れてきたのだろうか。すぐにトレイルらしき道を発見し、それに沿って歩くことにする。

後々わかったことだが、そのとき歩いていたコースが『メドウ』と呼ばれるステキなトレイルらしい。まわりには小さな花々が咲き乱れ、視界を遮るものは何もない。永遠と続くかのように見える一面花畑の景色に、コトバを失いつつ歩き続けた。

と、指標が目に留まる。北に行くと『ヒーリーパス』らしい。距離が長いため多少迷ったものの、時間的に余裕があるからということで、そちらに向かうことにした。

こちらを選んで正解。

 

ステキなトレイルはまだまだ続く。

人が1人歩ける程度の踏み固められた小さな道を、少し下りながら歩いていく。登ってきた側とは反対側を行くことになる。

花・花・花。

サンシャインメドウの道
トレイルの途中にて 白や黄色の花々が咲き乱れる 奥に向かってトレイルが続いてる

 

赤や白や黄色の自然の花壇が、ボクの体を通り抜けていく。その花のひとつひとつを写真に収めつつ、気がつくとブリティッシュコロンビア州とアルバータ州のボーダーを示す碑のようなものにぶつかった。

どうやらここを東に抜ければ、パーキングまで帰ることができるようだ。ヒーリーパスへはまだまだ西側へ行かなければならなかったが、ここまででも十分満足のいくハイクだったので、これで折り返し。途中本当に透明な川を見つけたり、ヤギの親子に出会ったりして、何だかんだで結局2時間ほど歩いてパーキングに戻った。

最後のハイクは、今までで一番満足のいくものになった。

 

そのあと、バンフから車で10分程度のところにある『レイク・ミネワンカ』や『ツージャックレイク』へ行って、最後のドライブを楽しんだ。明日の朝レンタカーを返却し、そのままラフティングへ行く。風邪をひかないように気をつけよう。

レイクミネワンカ
バンフそばのミネワンカ湖 この頃には既に湖はもうおなかいっぱいという感じ

 

【編集後記】

今日部屋に戻ってくると、部屋のドアが開いていた。なんたることか! 急いで貴重品をチェックするが、何も取られていなかったから一安心。パソコンがなくなると、大事なデータが全て吹っ飛ぶ。気を引き締めなおそう。

 

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