滞在地:首都オタワ 2003/07/18 金曜日
久しぶりのベッドでの睡眠に気を良くしたのか、10時頃までグッスリ寝てしまった。
2日しか予定していない滞在なのにもったいない! と、朝食を軽くとったあとに、隣町であるケベック州のハルへ向けて自転車を走らせた。

オタワとハルを結ぶ橋 アレクサンドラブリッジ 左が歩道
ハルへは、アレクサンドラブリッジという大きな橋を通っていく。オタワから続くサイクリングロードを辿り、ウッドデッキ調のその橋を渡りきって、対岸からオタワの町をしばし眺める。近くから見るのとはまた一味違った国会議事堂とその周辺のビル郡。自転車ですぐのところなのに、この住環境の良さがうらやましい。ある意味これが海外生活の醍醐味なのかもしれない。
さて、ハルについて最初に驚いたことは、全ての看板にフランス語が使われていること。
英語すら表示されていないものが数多い。通り過ぎるサイクリストたちとの挨拶もぎこちない「ボンジュール」を使う。発音的には「ボンジョゥル」なんだけど。まぁそれはいいとして、とにかくバンクーバーでは理解しがたかったフランス語の近さを、ここに来てようやく確認することができた。
サイクリングロードを迷うことなく辿りつつ、途中の湖や川原で休憩をとる。目指す先は『ガティノーパーク』という結構大きめの国立だか州立だかの公園だ。出発した時間が遅かったせいもあって、ちょっと走っただけですぐに12時近くになっていた。ちょうど、『ピンクレイク』まで4キロという表示を確認したボクは、そこでランチをとることに決める。
今までの整備された道と違って、ここは明らかにハイカー用のトレイルだった。石と木の根が凸凹を生み出し、ボクの乗る自転車は常にガタガタ言い続ける。蚊の大群にも襲われて立ち止まることはできない。道と蚊と急激なアップダウンに悪戦苦闘すること30分。ようやくピンクレイクに到着した。はっきり言ってコース選択ミスだったけど。

オタワに向かう線路とレンタサイクルの図
名前からしてなんともメルヘンな湖かと思いきや、そんなことは一切ない。湖岸の水は透明ではあるが、中に行くほど緑っぽくなっていく。湖底に藻だか海草だかが生えているのが見えた。
ボクは湖岸の一角にあった休憩スポットで一休みして、昨日作った中身のないオニギリをほおばる。やっぱり不味くてもウマイね。食後の散歩ということで湖畔のトレイルを一周したとき、既に2時をまわっていた。自転車の返却が6時までということもあり、予定していたガティノーパークの奥地へ行くことを断念して、ここで引き返すことにする。
来た道とは別の道を選択してブリッジまで戻る。途中のサイクリングロードも、来た道と同じようにステキだ。それにしても、緑の多い勾配のない整備された道をサイクリングすることが、これほど気持ちのいいものだとは思ってもみなかった。ボクの住んでいるところにも、こういったトレイルがあれば良いのになぁと。
休憩を軽くとりながら順調にサイクリングを続ける。と、ブリッジの手前に『カナダ文明博物館』なる建物を見つけ、寄ってみることにした。
ここには、カナダ全州の州旗とカナダ連邦に属した日付が記されたデッキがあり、そこからのオタワの眺めがこれまた素晴らしい。さらに、日本式の禅庭園があり、『和敬の庭』と命名されたその庭園は、カナダと日本の相互理解をなんとかかんとかという名目で作られたものらしい。禅とかよくわからないけど、日本のことを何も知らない人が見たら、どういう風に思うんだろう。

カナダ文明博物館内の日本庭園 奥に見えるのは各州の州旗
無事6時に自転車を返却したボクは、その足でダウンタウンを軽く散策したあとホステルへと戻った。夕食と一緒に明日のランチを作ってから、ホステル名物の牢獄ツアーへ参加する。いろいろ聞いたけど、現実に昔ここは牢獄だったんだ、と再認識させられる。興味のある方は是非参加することをオススメする。
ツアーの後ソファでうとうとしていたら、いつの間にか11時前。すぐに荷物をまとめバスディーポへと向かう。明日はカナダ最大の都市『トロント』。SARSが気になるところだけど、しっかり楽しんでこよう。
【編集後記】
オタワとその隣町であるハルの違いに正直驚いた。フランス語が公用語とは知っているものの、何一つ単語を知らない未知のコトバにオドオドしてみたり。はてさて、トロントはどうでしょ〜か!?
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