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エピローグ
前日 ボナバンチュール島 カツオ鳥コロニー 翌日

滞在地:ペルセ 2003/08/03 日曜日

 

朝4時30分起床。朝日を見るために早起きをした。

ヨシコ氏は朝5時過ぎのバスでハリファックスへ向かうらしく、ここでお別れすることになる。気をつけて旅を続けてね、と。ジュンコ氏と一緒に朝日が拝めるだろうスポットまで歩くことにするも、結局ベストスポットを探すこともなく、ペルセ岩の対岸からしばし無言での観察が続いた。

そういえば、旅に出てから初めての朝日だ。蛍光ピンクを強くしたような、日本でも見たことのないその天然の発色に息を呑む。とてもステキな朝だった。

ペルセの朝日
ペルセで見た朝焼け 写真右はペルセ岩

 

宿に戻って少し寝たあと、再び行動開始。

今日のメインイベントは、『ボナヴァンチュール島』。前々からカツオドリのコロニーはスゴイと聞いていたが、そりゃもう臭いし、うるさいしで、トンでもないことになっていた。

その島まではフェリーで向かい、対岸にあるコロニーに行くためにトレイルを歩く。フェリーターミナル側はとても穏やかで、嵐の前の静けさというところか。

トレイルを歩くうちにハエが多くなり、空気も悪くなる。徐々にカツオドリの声が聞こえてきたかと思えば、そこは既にカツオドリのサンクチュアリね。こういった類のものを見るのは初めてで、何とも言えない感じ。

じっとひとつのエリアを眺め続けると、様々な行動をとるカツオドリの生態がわかるはじめる、ような気がする。お互いに自らの縄張りを守るために騒ぎまくり、首を振る。相手がそのゾーンに侵入してきたら容赦なく襲いかかるも、そのあとなぜか仲直り。そんなよくわからない行動を見るたびに、カツオドリにもどこか人間と同じようなところを垣間見たような気がした。眺めるだけでもおもしろいから、ぜひ行ってみるといいよ。

ペルセ岩をフェリーから
船上よりペルセ岩撮影 左の岩も昔はつながっていたらしい 昔は穴が2つあったが崩れたそうだ

 

帰りは別のルートを選択して、フェリーターミナルへ。途中の草原から眺める海と、その向こう側に静かに存在感を知らしめるペルセ岩は、それはもう文句なしで良い景色だ。宿のおばあさん“エドナ”も言っていたが、ペルセには何度来ても、そのたびに美しい景色だと思うのだそう。ボクも次回来たときには、きっとそう思うに違いないね。

カツオドリのコロニー
カツオドリのコロニー 写真中央のクチバシが黒く毛が多いのは子供 ウンコ臭過ぎ

 

フェリーターミナルから本土に帰り、宿に一時戻ったときには既に4時。が、このまま何もしないのももったいないので、昨日登った山のさらに東に位置する『クレバス』というところへ。

汗だくになりながら、約2時間のトレイルを制覇した。そこで見た景色は何とも雄大で、一歩間違えたら谷底へ落ちるような、何の柵にも囲われていない危なっかしいところだった。この辺りの大地の質は、バンフのそれと少し似ているのか、フードゥーっぽい風化されてできた奇形の岩も見ることができる。あと数世紀したら、それもなくなってしまうのかも知れない、悲しい運命か。

 

宿に戻って夕食をとった後にのんびりしていると、旅で初めての日本男児に遭遇。マサシである。神戸出身でも関西弁が全然出ない彼は、今日一日滞在してから明日の便でケベックらしく、一緒にケベックまで行くことになった。

マサシくんはヨシコ氏と一緒にニューファンドランドにも行ったというから、やっぱりこの辺りの日本人はお互いどこかで会ってるね、と。それはそれでおもしろい。その後にもう1人の日本人女性アキコ氏にも遭遇。かなり久々に日本語を話すらしく、それはもうマシンガントークさ。バンクーバーで会うことを約束した。(が結局会えずじまい。)

 

結局11時過ぎまで散々しゃべり倒した後に日記を書くものの、最近おもしろい感じで書けない。笑えないし、特別な爆笑ネタってこともないし。健康だし順調に旅は続いているから、それはそれで幸せなんだろうけども。ということで、最近とってもマンネリ化している日記だったりする。

 

【編集後記】

にしてもカツオドリ臭い。が、鼻の感覚が麻痺するのか最後のほうは全然そうでもない。ペルセは本当に観光しやすい町ですので、おそばにお越しの際は是非お立ち寄り下さい。(えせペルセ観光局より)

 

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