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エピローグ
前日 カナダ再び 翌日

滞在地:トロントほか 2003/08/10 日曜日

 

グレイハウンドのバスの中は寒くて死にそうだ。

溜まっていた日記のアップをトロントのバスディーポ付近で見つけたキンコーズでやってから、一気にウィニペグまで進むバスに上着を持たずに乗車した。

それが全くの間違い。

トロントから来た道を戻るように『サドバリー』『スーセントマリー』『サンダーベイ』を経由する。スーセントマリーに着いた時には既に真夜中。ここからが寒さとの戦いだった。。。

 

電気も消え、みんなが寝始める頃。ボクはTシャツにジーンズの格好で凍えていた。

他の乗客を見ると、ノースリーブの人や半袖短パンの人もいる。が、彼らの体温はおかしいぞ。ボクが歯をガタガタいわすくらい寒がっているのにも関わらず、元気そうだ。とにかくそれで今晩は眠れなかった。

 

ポケットラジオから流れる曲に身を委ねつつ、真っ暗の外を眺めたりしながら過ごすバスの中。

カナダ中央地域の街灯のない道をひらすら西へ突き進むバスは、時折休憩スポットに止まっては、乗客皆を起こす。ボクは休憩所で買ったコーヒーを大事に抱え、バックパックから上着を出すことも忘れ、ひらすら固まっていた。

 

夜のバスの中は、様々なことを考えるのに最適な場所だったりする。というか、郊外に出るとラジオすら聴くことができず、何もやることがない。特に、日本の友達の中での結婚の話題とか、仕事とか、家族とか、将来的なこととか。とにかく色々なことが浮かんでは消えていった。

そんな時間が永遠に続くかのように流れ、いつの間にか空が明るくなり始めた頃、結局答えの出ない将来の問いかけを終えることにした。未来のことを考えるときはいつも、究極的なところ答えはないんだね、と。自分のスタンスである、「なるようになる」ってことだけはしっかりわかっているつもり。

 

ま、そんなこんなで今はウィニペグにいます。日記は連続して書きますわ。

 

【編集後記】

バスの中で、かわいい女の子に出会う。そんな小さな喜びしか得られないバスの中。何もしないというか、何もできない一日。いやはや、これも良い経験ですな。

 

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